インフォメーション詳細

2007.06.15

「日本の心、雨情のこころ~すがはらやすのりが歌い、特別出演 山本富士子が語る」再演(於:草月ホール)。

前年(2006年)10月に古賀政男音楽博物館のけやきホールで上演し、大好評を頂いた公演を、2007年6月15日(金)、昼夜2回に亘って再演。1000名以上の観客の皆様の万雷の拍手の中、無事に公演を終了することが出来ました。
「熱い想い」 山本 富士子
昨年の秋に芸術祭参加作品として「日本の心、雨情のこころ」という素晴らしい作品をやらせていただきましたが、この度、アンコール公演として再演させていただきますことは私にとりまして大きな喜びでございます。これもひとえに皆様方のご支援の賜と厚く御礼申し上げます。それに、昔からご縁のあるプロデューサーの酒井政利さん、すがはらやすのりさんと、再びの舞台も嬉しい限りでございます。野口雨情のお孫さんに当られる野口不二子さんの言葉に、今、何故雨情の童謡を残さなければならないかと問われた時、「真心を養うという大切さを次の時代に伝えたいからです」とあります。現在、失われつつある自然を愛する心。素直な心。生きとし生けるものへの大きな愛と慈しみ。まさに雨情の詩の中に脈々と流れているそんな雨情のこころを、雨情の世界を語り伝えられればと存じております。又、いくたの苦難を乗り越え、詩に命を燃やし続け、数々の名作を世に残した詩人野口雨情の半生を、雨情に深くかかわった三人の女性像を通して浮き彫りにしたい、より深く雨情の魂に近づきたい。そんな熱い想いでいっぱいでございます。
~公演プログラムより抜粋~
【演奏曲目】
十五夜お月さん 信田の藪
雨降りお月 証城寺の狸囃子
あの町この町 黄金虫
旅人の唄 七つの子
しゃぼん玉 俵はごろごろ
赤い靴 波浮の港
悲劇(2006年、けやきホールにて初演) 船頭小唄